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リチャードボイル(リチャード・ボイル) イングランド王の系譜に登場する人物。 初代コーク伯爵。 関連: キャサリンフェントン (キャサリン・フェントン、妻) ロジャーボイル(2) (ロジャー・ボイル、息子) フランシスボイル (フランシス・ボイル、息子)
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「酔ってるんじゃないだろうね?」 初出作品 餓狼伝説 格闘スタイル カポエラ 出身地 ブラジル 生年月日 1962年2月22日 身長 185cm 体重 79kg 血液型 O型 趣味 サボテン栽培、新しいカクテルの開発 大切なもの パオパオカフェ、仲間達 好きな食べ物 ピッツァ 嫌いなもの カフェで喧嘩をする客、ニンニクギョウザ 特技 逆立ち 得意スポーツ トライアスロン 職業 パオパオカフェ・オーナー 初代『餓狼伝説』で初登場したカポエラの達人。 サウスタウンに本店を置く、格闘家達の集う場所として有名な飲食店「パオパオカフェ」のオーナー兼マスターでもある。 キャラクター設定 サウスタウンが当時ギースに支配されていた時に、故郷のブラジルから妻と共に渡米して来た。 莫大な金が動く格闘技大会「キング・オブ・ファイターズ」が定期的に開催される事で、 サウスタウンには頻繁に格闘家達が訪れる様になった為、 格闘技イベント用のリングを常設した飲食店として「パオパオカフェ」の記念すべき1号店をオープンし、 自らもまたカポエラの存在を多くに知らしめるべく、夜な夜な行われるカフェ内での格闘技イベントに参戦しては、 自らのカポエラによる格闘を披露していた。 この結果、パオパオカフェは「サウスタウンにおける格闘家達の憩いの場」となっていき、 格闘技ファンやマニア達からも人気が高まり、経営は大成功を収める事となった。 客の多さから後にサウスタウンに2号店や3号店を増設した。 更にKOFでは『KOF'94』のメキシコ支店(龍虎チームのホームステージ)の存在が明らかになっている。 リチャード自身も格闘技の年季があるのを活かして、若き格闘家達にとっての良きアドバイザーとなっていった。 初代『餓狼』ではカポエラの存在をより多くの者達に見せるべく、キング・オブ・ファイターズに参戦。 ゲーム中も蹴り技中心だが、中には逆立ち状態から蹴ったり天井のパイプに掴まって回し蹴りをする変わった技もあった。 テリーに敗れてからは、彼とは良き友人関係にもなっている。 だが、飲食代によるツケがかなり貯まっているようで、『KOF XII」でテリーはツケの貯まり過ぎが原因で、 行き辛くなっている事を漏らしており、リチャードもまたダックに頼んでテリーを自らのいる1号店に連れて来させようとしていた。 とは言えそこは気心の知れた友人同士、テリーが再会するや否やホットドッグ(テリー曰くホットドッグの中で一番ウマイ*1 )を頼めば、 嫌味の一つも言わずに出してくれるし、その後(元より期待はしていないのだが)金が無いと分かれば、 ファイトを披露しての客寄せバイトを命じ、テリーがそれに二つ返事で答えるというのがお約束になっているようだ。 また、偶にテリーがパオパオカフェの清掃をしているシーンも見られるので、それもツケの代わりかもしれない。 KOFに参戦する面子からもご贔屓のようで、 特に餓狼出身者であるジョー・アンディ・舞はもちろん、キムなどもよく待ち合わせの場所として活用しているのが見受けられる。 またEDなどで祝勝会をする場合はよくパオパオカフェを利用している模様。 そして利用する面子が面子である故によく店舗が悲惨な目に遭わされる。 酒癖が悪い女性格闘家達が酔って暴れたり、二号店が店長の技で火災に遭ったり、ストーリーで店舗内で乱闘があったりと、 何度改装工事をする破目になったか…リチャードの苦労は耐えないであろう。 『餓狼伝説SPECIAL』ではダックとリチャードのどちらを出すかでスタッフは悩んでいたが、 結局ユーザーの評価などもあり、ダックが出場する事になった悲しい過去がある。 しかしパオパオカフェが主人公たちの溜まり場となったおかげでリストラ組の中では一番良い待遇を受けていると言えるだろう。 背景の達人は出番が多くてもアレだし 『餓狼伝説3』では、新開店したパオパオカフェ2号店の店長に、 ブラジルにてストリートファイトをしていたボブ・ウィルソンをスカウトしており、 彼の才能を見込んで様々なカポエラの技術を叩き込んだ。 『初代餓狼』で序盤戦の敵キャラクターとして登場したものの、 『餓狼伝説2』以降のシリーズでは他キャラクターのエンディングに登場したり、 ボブの登場デモに姿を見せるなどサブキャラクターとしてのみ登場している。 また彼の印象を強くした要因の一つとして、「ステージBGM」の存在がある。 カポエラは曲のリズムに合わせて闘うというスタイルを持つため (元々、奴隷達が格闘技の修練をしている事を悟られないように(反乱の準備と思われない為に)、 曲を流して踊りのふりをしながら修練していた事が始まりと言われている)、 彼のBGMもバックで奇妙な歌を流しながら闘うというものであった。 ちなみにこの歌詞はとりわけ深い意味は全くないそうで、それっぽく歌えばそれっぽく聞こえるんじゃないか、という事らしい。 しかし、アーケードゲームで歌が流れるゲームというのはそこまで存在しておらず、 SNK自身が『サイコソルジャー』や、全編BGMに演歌を流すという麻雀ゲーム『麻雀狂列伝~西日本編』といったタイトルで、 他社とは一線を画すBGMを作り続けていた事、NEOGEOというハードの性能の高さを裏付ける要因の一つとして、 リチャードの存在と共にその強い印象を植え付けた。 その強い印象のためか2019年にはテリーが参戦した『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にてまさかの新規アレンジが収録されており、 サウンドテストでは『餓狼伝説』シリーズカテゴリの一番最初に登場している。 17 09より、「ハレマー教カポエレ派 戦いの歌」 『KOF』シリーズでも背景カメオ登場をしたり、 『餓狼伝説』のメインキャラクターが関係するストーリーにて会話に絡むのみだったが、 『KOF MAXIMUM IMPACT2』では、 遂に正式にプレイヤーキャラクターとしての参戦を果たす事になった (『初代餓狼』ではCPU専用キャラで、 使用可能なのは家庭用に移植されたSFC版(2P専用で対戦限定)とMD版のみだった)。 この時、テリーとの掛け合いではツケの支払いを請求している。 また、同じカポエラ使いであるソワレは、 彼なりに先達であるリチャードに対して敬意を持っているようだ。 一方で「私リチャード40歳、ちょっとマッチョな店長さん!」 なんて台詞を発したりもしている。どうしてこうなった。 『餓狼DM』の初回限定おまけディスクに登場した時は、 全体的に落ち着いた物腰の紳士的なキャラとなっていた。 『MI』シリーズと見比べるとちょっとしたギャップを味わえるかもしれない。 + わたしは武闘家だ…… きたない手の勝利より…… どうどうと闘った敗北をえらぶ!! ボンガロではジョー東と対決している。ジョーが発するセリフ、「カポエラ…」を言わせたのも彼である。 原作通り、パオパオカフェを営むカポエラ使いだが、それに加えてギースの殺し屋でもある。 それでも人格者である事には変わりなく、上のような名台詞も残しており、街の人々にもとても慕われている。 敗北後はマイケル・マックスやホア・ジャイらのようにビリーに抹殺されてしまったものと思われていたが、 『3』にて間一髪で救出されて生きていた事が判明した。なんという後付設定 ちなみに『MIA』のリチャードは「ワイルドファング」(『ロックマンX8』の主題歌ではない)という必殺技を出すと、 時折「ビートルホーン!」と叫ぶ時があるのだが、実はこの台詞は上記のボンガロオリジナルの技名が初出である。 (以上、Wikipediaより抜粋 一部改変) MUGENにおけるリチャード・マイヤ 2体ほど確認されているが、現在はいずれも入手できない。 + リン バット氏製作 リン バット氏製作 現在は正規入手不可。 初代『餓狼伝説』仕様で、動画で見かけるのはほぼこちら。 専用のパオパオカフェステージで戦わせれば天井のパイプに掴まる姿も再現できるのだが、 それ以外のステージだとライフバーを掴んでいるように見えて少々シュールな光景になる。 他の初代餓狼キャラ同様にikki氏によるAIが存在したが、こちらも現在は入手不可である。 + MR.S氏 Misamu K Young氏 Shin Dio氏製作 KOF風ドット MR.S氏 Misamu K Young氏 Shin Dio氏製作 KOF風ドット 代理公開していた「MUGEN CHINA」が閉鎖したため、現在は正規入手不可。 こちらは初代餓狼のドットではなくKOFっぽいドットになっている。 そしてボブ・ウィルソンをストライカーとしている。 動画ではボブと比べて影が薄かったり、キャラ数の関係などであまり見かけない。 実際AI入りのリン・バット氏のマイヤは弱くはないのだが、 いかんせん初代『餓狼』仕様故に超必殺技もなく、地味過ぎるのも出番のない一因なのだろう。 出番が増える事を祈ろう。 出場大会 + 一覧 シングル 続・狂-1 グランプリ 髭トーナメント オールスターゲージ増々トーナメント 髭トーナメント2【漢祭り】 MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 素晴らしき筋肉の祭典 ストリートファイター VS 餓狼伝説 龍虎の拳 餓狼伝説SPトーナメント タッグ 何番煎じ目かの男女タッグトーナメント GACHI!祭 漢の大晦日タッグトーナメント 大会であまり見ない男達と男女タッグ大会 ゲージ増々タッグトーナメント ストリートファイター&餓狼伝説タッグバトル! SF&餓狼&龍虎タッグバトル2 チーム MUGEN∞動画試作トーナメント 両手に花 ランセレ成長サバイバル 花一匁サバイバル大会 素数杯 危険な町!サウスタウントーナメント その他 【mugen検証】ボンガロルールで武闘大会が開けるのか? 天下統一大会 更新停止中 MUGENオリンピック 出演ストーリー KING OF FIGHTERS X Final Fatal Fury(『MOW』後の設定) └餓狼・SPECIAL *1 しかし、初代『餓狼伝説』のNEOGEO及びNEOGEO-CDでの取扱説明書において、 パオパオカフェについては「酒は美味いが飯はマズい」というあんまりな説明がされている。 とりわけ初代は完全に設定が固まっておらず、「ギースの手により荒廃した街・サウスタウン」というのを軸として、 荒れてしまっている状態を表現するのにかなり乱暴な表現を使っており、取扱併説明書でサウスタウンの土地や名所(?)紹介を載せていた。 それに併せてタカラ(現・タカラトミー)の独自設定が混同して広まってしまったりと、初代の設定は随分と混沌としていたものであった。 パオパオカフェの説明に関しても、初期の混沌とした設定の中から出てきた物で、後のシリーズから見ると 随分と様変わりし、カフェやリチャードの存在もかなり重要なものへと変わっていったのも、面白い所である。
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リチャードパーカー(リチャード・パーカー) リチャードティモシージョージマンスフィールドパーカーの別名。
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騎士・リチャード 光属性 レア ★★★ maxLv 40 コスト 10 HP 3770 maxHP 5550 攻撃力 2830 max攻撃力 4160 防御力 2830 max防御力 4160 スキル ライトバースト★★★ リーダースキル 光の活力★★★ 進化前 リチャード 進化後 聖騎士・リチャード 進化素材 ライトウィスプ×3ライトエレメンタル 備考 出現場所 取得中です。 ★★★ モンスター 光属性
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ロウ「おかしい・・・・・・一体何がどうなっているのだ?」 ロウは息を切らし、林の中をぐるりと見渡した。 鏡があった場所から離れ、校舎も木々に遮られて良く見えない。 「ミルク殿達ともはぐれてしまった。しかも校舎も見えなくなってしまった。 心なしか遠ざかって居るようにも思える・・・・・・なぜだ?」 ロウは顎に手をあてて考えていたが、何かに気づいたようにはっとした。 ロウ「さては!!これもメイファとやらの迷宮の罠の一部かっ?!なんと恐ろしい」 メイファが恐ろしいのは確かだが、これはとんだ濡れ衣である。 『迷宮』という名の中庭から抜け出そうとしているロウの耳に、ユリの呼ぶ声が聞こえてきた。 ロウ「ユリ殿!何処におられますかな?」 ロウはユリの声に応えるべく大声で呼び返した。 ユリ「おー!リチャードさん生きてたー!! しんがりを引き受けたって聞いてたけど、敵の追撃はなかった!?」 ロウの声を頼りに林の上を飛んでいたユリは、木の密集した場所にたどりついた。 だが茂る木の葉が邪魔になり、上からはロウの姿を見つけることが出来ない。 「わしはメイファの作る迷宮に巻き込まれてしまったようじゃ。出口が一向に見えんのです」 ユリ「あの尻尾がいっぱいの敵はメイファって言うんだね!? いよーし!今助けるからね、リチャードさん!」 ロウ「おお、頼みましたぞ!」 ロウはその場でじっとユリの助けを待っていた。 『迷いの森』の魔法はユリも知っている。 助けに入っても迷宮で迷う人間が1人から2人に増えるだけだ。 しかし、ユリは木の密集地帯に入らずに、ロウを助ける名案を思いついた。 まず下準備として迷宮化していないように見える場所に降り、戦いの構えをとる。 そして気合いとともにゲージを溜め始めた。 ゲージとは、ユリが大技を放つときに使用する魔力のようなものだ。 本来なら戦いの中で溜めるものなので、急いでいる時や非戦闘時にはまず溜める動作が必要になる。 ユリ「道を作るからちょっと危ないよリチャードさん!うまく避けてね! はあああああっ……!!覇王翔孔拳!!」 ユリの体が一瞬光を放ち、両手の間から身長サイズの気弾が撃ち出された。 ロウ「道を作るとは・・・・・・はっ?!」 バキバキと木々がへし折れるような音を響かせ、何か得体の知れないものが近づいてきた。 木々の間から見えるそれは、身長ほどもある巨大な気弾だった。 ロウ「うおおおおおおお?!」 ロウは覇王翔孔拳をまともに受け、天高く跳ね飛ばされた。 ユリ「リチャードさーんっ!?」 ロウが覇王翔孔拳に吹っ飛ばされたのを見て、ユリは仰天した。 ユリ「あわわわ、だーいじょうぶーっ!?」 慌ててロウの所に駆け寄ると、ロウは木の枝に逆さ吊りになっている。 それでも表情こそわからないが、ダメージはなさそうだった。 ユリ「ごめんねリチャードさーん、怪我してない?降りてこれるかな!?」 ロウ「・・・・・・・・・・・・・・ユリ殿は格闘術に秀でていらっしゃるのですなあ~。驚きましたぞ。 こんな離れた場所まで気弾を飛ばされるとは、たいしたものですな」 木の枝に引っかかって逆さ吊りになっていたロウだったが、相変わらず口調はのんびりとしたものだ。 ロウはくるりと空中で一回転し、ユリの待つ地上へと無事着地した。 ロウ「ですがこれで無事合流できましたな、緑の迷宮から救い出してくださり感謝しますぞ。 屋上に召喚された者は特に動きは無いようですが、ユリ殿は何かご存知ですかな? それと、同行されていたマリオ殿はどうなさったのですかな?」 ユリ「あ!リチャードさんも屋上の『気』に気づいたんだね! 私が見るに、あれはかなりの強者だよ! マリオさんは、ムウ大陸発見を邪魔する危険人物って言ってたけど、だれなのかなあ? マリオさんは王様にムウ大陸の事を聞いてるはずだから、戻って合流しよう!」 ロウ「そうですな、参りましょう」 そう言ってリチャードと一緒に戻り始めたユリだが、すぐにマリオと合流する事ができた。 マリオはスクナとミルクが屋上に飛んでいったのを見て、急いでそれを伝えに来たのだ。 「オーウ!ロウさん、ユリさん、大変デース! スクナさんとミルクさんが屋上に行ってしまいマーシタ!」 ユリ「えええっ!?危ないからダメだって、ミルクに言っておいたのにー!! 王様とミルク大丈夫かなあ…」 ユリがそう言って心配すると、マリオはゴーグルを触り始めた。 「今のところ2人とも無事なようデース。 ですが、スクナさんやミルクさんが危険かもしれない事にかわりはありまセーン。 2人を信頼して待つべきか、助けに向かうべきか、どちらが良いと思いマースか?」 ユリ「うーん、そう言われると、王様やミルクを信頼して待った方が良いような気がしてきた。 そう言えばロウさん、猫耳メイド喫茶に行きたいって行ってたよね。 喫茶店でお茶でも飲みながら、王様とミルクを待ってるのはどうかな?」 影響されやすい性格のユリは、王様とミルクを待つ気になったようだ。 薄情と見るか信頼の証と見るか、意見の分かれるところだろう。 ロウはふむ、と考える仕草を見せた。 ロウ「今のところ屋上で何か異変が起こったようには見えませんなあ。マリオ殿はどう思われますかな?」 「少し様子を見てみマース」 そう言ってマリオは、ピョンピョンと2回、木々の上に頭が出るほど高くジャンプした。 「今のところ屋上に変化があるようには見えないデース。 危険な存在らしいのデースが、どうしてでショウか? なんにしても、スクナさんやミルクさんは無事なようで良かったデース」 マリオの返事を聞いたロウだが、やはりそれだけで確実に安全とは思えないのか考え込む。 ロウ「だが変化が無いといって、安心してしまうには少々早い気もしますぞ。 のうユリ殿、ミルク殿達と何とか連絡を取れないものですかな?」 ユリ「あ、そうか!ミルクと連絡を取れば、無事かどうかすぐわかるね! リチャードさんあったまいい!!」 ユリは遠話の水晶球を取り出し、集中して魔力を込め始めた。 そして少しだけ何かを考えてから、小声でミルクに呼びかける。 ユリ「ミルクー。ミルクー。元気ですかどうぞー」 (ミ)「もしもーし、ユリ?なんでそんな小声なのよ。(中略) リチャードさんと合流できたの?」 ロウ「この分だと心配はいらないようですなあ。案外正式な正体客の一人だったかもしれませんし」 ロウはユリの遠話の邪魔にならないよう、小声でマリオに話し掛けた。 察しが良ければ屋上に異変はないことにすぐ気づくかもしれないが、ユリはそこまで賢くなかった。 その後現在の状況説明が続き、スクナと別行動中であることや、来客のメイレンについて伝えられる。 (リ)「じゃあ私行きます!メイレンさん、また後で!!」 ロウ「メイレン?メイレンだと?!・・・・・・・あのメイレンが来ているのか。これはまた・・・・・・何だと?」 最後に拾った声を聞き、ロウは僅かに狼狽したような様子を見せた。 ユリ「良かったー、王様もミルクも無事みたいだよ。 これなら、猫耳メイド喫茶でゆっくりお茶できるね! 屋上に来たのはメイレンって名前の人だけど、有名人なのかな? 聞いたことあるようなないような……」 「知らない名前デース。 危険な存在であると聞いたのですが…ロウさんはご存じデースか?」 ロウ「―――― ファン・メイレン・スイション。 中つ国の大妖怪で、魔法使いを大量虐殺した第二次文化革命で有名ですな。 一方で中つ国の帝国主義を打破した象徴的存在でもあります。 そんな彼女が、何故今この魔法学園にいるのか・・・・・・」 ユリ「そんなに有名な人なんだ!? 取材しに行きたーい!でも約束だから行けなーい!!」 「オーウ、それは大変な人物デースね。危険と言われるのも分かりマース」 ユリは有名の部分に反応したが、マリオは魔法使い大量虐殺の方を気にしたようだ。 しかし、ロウが心配しているのは過去のメイレンの行動だけではない。 ロウ「だがメイレンが客として招待されたとしたら、同じ客である我らが何かを言う権利はありませんな。 ただ一つ心配なのは・・・・・・・メイレンの好物が『若い男』だということです」 ユリ「『若い男』が好物……。余計取材したくなってきたー! 特ダネがスクープな予感がガンガンだよ! 取材禁止令だなんてありえなーい!!」 ロウの心配は正しく、ユリには文字通りの意味は伝わらなかった。 興奮を静めるために近くの木に正拳突きを連打するユリとは違い、マリオはさらに心配を強くする。 「『好物』以外のものも食べる可能性がある、ということでショウか? それならば、危険性についてもっと注意を呼びかけるべきでショウか?」 ロウ「まあ客である以上、メイレンも多少は自重するでしょうが・・・・・・・やはり気になりますかな? とにかくここでじっとしても始まりませんし、一旦林の中から出ましょうぞ。ほっほっほ」 ユリ「そうだね!食べ物の話をしてたらお腹も空いてきたし、猫耳メイド喫茶で一休みしよー! あ!リチャードさん!メイド喫茶はそっちじゃないってば!」 勇んで歩き出したユリだが、道中なんどかロウの進む道を訂正する必要があったのは言うまでもない。 ユリ「ホットケーキと焼きそばとカツサンドとスパゲティとオレンジジュース大盛りで! ここは私がおごるから、ロウさんもマリオさんもガンガン食べてね! 腹が減っては戦ができない!食事は戦いの基本だよ!」 「ではコーヒーをお願いしマース」 ロウ「ほっほっほ、では紅茶をご馳走になりますかな」 その後、猫耳メイド喫茶に到着したユリはさっそくオーダーを開始した。 店内はすでに爆発の痕跡もなく、猫耳メイドたちが忙しそうに働いている。 案内された席につき、注文の品が届いた所でマリオが口を開いた。 「それでは、これからムウ大陸探索の作戦会議をおこないまショウ。 スクナさんによると、夜明けの時間帯に昼夜を逆転させる事で『夜明けの晩』を実現できるようデース。 すると残った謎は『後ろの正面』デースが、これは場所を表しているのではないでショウか? 後ろなのに正面となる場所に心当たりはありまセーンか?」 ユリ「王様がそんな手がかりを残してくれたんだ! うーん…後ろなのに正面正面正面正面うーんもぐもぐ…」 頭を使うことが苦手な上に食事に気を取られたユリは、今のところ謎を解くのに思いつく事は無いようだ。 ロウ「招き猫広場、ということは無いでしょうかな? 確かあの招き猫の像は、夜な夜な動く、などという噂があった筈ですが。 ユリ殿は何かご存知ありませんかな?」 ロウはそう言いながらも、誰かを探しているようなそぶりだ。 果たしてお目当ての人物はいたのだろうか? ユリ「おお!招き猫の像はありそうだね! あの像って確か謎の物質で出来てたはずだし、もしかしてムウ大陸と関係あるのかも! あれかな?招き猫が動いて後ろ向いたりするのがポイントかな!?」 「招き猫デースか?夜中に動くとは不思議な像デース。 それは『後ろの正面』と関係があるかもしれまセーン」 マリオがそう感想を述べた所で、ユリにミルクからの連絡が入った。 ユリ「あ。ひょっほ待っへ。ミルクはら連絡ら。 はーいもひもひ。どったの?」 ユリ「もちろんそうだよ!見つけたら世紀の大発見!高く売れること間違いなし! もしかして、ミルクもムウ大陸発見に協力してくれるの!?」 ユリ「リリアーナの居た猫耳メイド喫茶だよ!それじゃ待ってるから!」 「…ロウさん、どうかしまシタか? 誰かお知り合いの人でもいまシタか?」 ロウ「ああ、いや。残念ながら。 喫茶店の改装前には居たはずなのですが・・・・・・はてさて、一体どこへ行ってしまったのか」 ユリ「お待たせー!ミルク達もムウ大陸探しを手伝ってくれるらしいよ! 若返りの薬を欲しがってたけど、高く売りつけられる相手を見つけたのかな?」 「若返りの薬とは良い物に目を付けられマーシた。 伝説によると、ムウ大陸には確かに若返りの薬が存在したようデース。 もし見つけることができれば、世紀の大発見となるデショう」 ユリ「世紀の大発見!?スゴー!!これは特ダネ間違いなし!!」 しばらくユリと盛り上がった後、マリオはたずねたかった事を思い出した。 「そういえば、招き猫の像とはどんなものか聞いていませんデーシた。 夜になると踊り出すとはどんな像でショウか?」 ユリ「マリオさんは来賓だから知らないよね。 招き猫の像って、左手を上げた大きな猫の像の事だよ。 ちょっと前にある事件があって、それ以降逃げ出さないように鎖でつながれてるんだ。 ちなみに左手を上げてるのは、魔法学園に千客万来の意味を込めてるんじゃないかと言われて…あれ?」 説明になっていないような説明をしているうちに、ユリはある事に気づく。 ユリ「そういえばリチャードさんも来賓なのに、どうして招き猫の噂なんか知ってるの?」 ロウはティースプーンでカップの中をかき回した。 「ああその・・・・・・実はこの学園に知り合いがおりましてな、ほっほっほ。 おや、なにやら巨大な人形が歩いておりますぞ?あれも何かのアトラクションですかな?」 (17で〆)
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リチャード゠孫(リチャード スン)は、無頭竜の首領だった男。暗殺されている(*1)。 表では孫公明という名を使っていた。孫美鈴という養女がいる。 登場巻数 4巻、5巻 コメント この人を暗殺したのは内情? - 2013-12-22 10 10 32 いや、北米情報局(NAIA)か、北米情報局と内情の共同作戦だと思う。日本の情報機関が外国まで出かけて行って積極的に何かするという印象ないし。 - 2013-12-22 11 13 51 人物 無頭竜 男性
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アイクが鴉王ことネサラを困惑と苛立ちを込めた視線で 見送り終える前に、既に事は始まっていた。 「貴様っ!!」 空に飛び去るネサラ向かって顔を上げているとすぐ近くから声がした。 視界を水平にまで落とすと先程まで話をしていたリチャードが こちらに寄ってきていた。 「アンタか。さっきのがアンタが言っていた魔物だろう? アンタは鴉王を魔物だと思ったらしいがああ見えて――」 言い終える前にアイクは横っ飛びに跳躍していた。 先程までアイクがいた空間にはリチャードの繰り出した槍が存在している。 ネサラの不審すぎる言動ですっかりペースが乱され不意打ちを許してしまった アイクだったが、着地した先で前転しそのまま起き上がり いつの間にかエタルドを鞘から抜き去っていた。 「何の真似だ、危ないだろう」 どう見ても殺すつもりで攻撃を仕掛けてきた相手に言うには滑稽な台詞ではあったが 落ち着いた様子で剣を構えリチャードを見据えるアイクからは 動揺も何も感じられない。 感じられるのはただただ、剣気のみ。 「邪神なんてものはロクなやつがおらん。 邪神の使徒なんぞは俺様が始末しておいてやろう!!」 言い終わるや否や、リチャードの左足が力強く地を蹴った。 二つの銀光が閃き、高い金属音が辺りに響く。 音が減衰する頃には二人の立ち位置は入れ替わっていた。 二人の衣服を風が揺らす。 風が、槍により切り離されたバンダナの一部を運んでいった。 風が、剣により散らされたウェーブのかかった緑の髪を舞わせていった。 「首を狙ったんだが…よく反応できたな。おまけに反撃つきか。 思ったよりやるようだ」 振り返りながら、ヴォルケイトスの柄を握り直す。 「アンタは話を聞く気はないらしいな。 それなら俺もそれ相応の対応はさせてもらうぞ」 振り返りながら、柄を掴んでいる右手に力を込める。 「手応えがなくてはつまらんからな。 やれるなら後悔しないように全力を出すんだな」 「そのつもりだ」 かたや剣を握るアイク。 かたや槍を構えるリチャード。 これが軍を率いる状態、彼らが将軍だったならばお互い、 もう少し対話の必要性に気付いたかもしれない。 鴉の罠にはめられていることにも気付いたかもしれないが―――― 不幸なことに、そこにいるのは二人の戦士だった。 槍の利点はリーチの長さに尽きる。 自分のレンジを制することは戦いでの勝敗を決するのだから、 槍よりもリーチの短い剣を持つ相手は、自分のレンジに敵を取り込む前に 自分が敵のレンジに取り込まれてしまうため、圧倒的に不利。 騎乗での戦いが専門といえど、リチャードは白兵戦でもかなりの強者だ。 アイクといえど、この"すくみ"を破ることができる相手であろうか? 二つの刃が奏でるリズムが鳴り響く。 リチャードが薙ぎ払うように槍を振るった。 エタルドで受け止め、後方に流しつつアイクは敵との間合いを詰める。 しかしリチャードは後方に跳びながら槍を引き戻し返しの刃で首を狙う。 アイクは横にステップし回避。肩当てを刃がかすめた。 追うように槍の先端が軌道を変えアイクへと向かってくる。 後方へ跳び槍のレンジの外へ出ることにより回避。 アイクが後方に跳ぶと同時にリチャードも間合いを詰め 先程の攻撃の威力を殺さないように槍を半回転させ薙ぎ払うが さらにアイクが後方に跳躍したため空振った。 既に数分の時間が経過した。 リチャードは未だ無傷。 アイクはところどころ服が裂け、鎧にも深い傷がついていたが 致命傷に至るような傷はなくかすり傷のみ。 最初の撃ち合いでアイクの力量を認めたリチャードは自分の間合いを制することに 重点を置き、アイクの間合いには決して踏み込まない戦法をとっている。 結果として相手を間合いの中に完全に引き込む前に攻撃を仕掛けるため一撃の威力は低く リチャードはもちろんアイクも深い傷を負ってないが アイクの消耗のほうが確実に大きく、このままでは勝敗は火を見るよりも明らかだ。 戦術的に退くのも一つの手だ。 一騎打ちならまだしも、不意打ちしてくるような相手に背を向ける分には それほど抵抗はない。――――全くないかと聞かれると別ではあるが。 だが、本心は…退く気はない。 槍が得物だとはいえ滅多に戦うことができないような猛者だ。 既にアイクの闘争心には火がついていた。 この点に関してはネサラの読み通りだったということだ。 しかしこのままいたずらに体力を消耗するわけにもいかない。 大技を出しても今のままではかわされる。天空でも同じことだろう。 さて、どう切り崩すか………? (邪神の下僕の分際でやるものだ) 戦いは有利に進めつつも、リチャードはアイクの実力に内心で舌を巻いていた。 並の相手なら、これだけの時間で10人は仕留めれただろう。 だが、未だに致命傷1つとして負わせられない。 目の前の剣士は傭兵王テムジンと互角以上の強さと認めざるを得なかった。 再び、剣士がこちらへと切り込んできた。 リチャードは後方へ跳躍。牽制として反撃の突きを繰り出す。 相手はその突きを紙一重で避け――――なかった。 アイクの左肩にヴォルケイトスが突き刺ささる。 しかし、アイクの顔に苦痛の表情はない。 むしろ『予定通りだ』といわんばかりだ。 すぐさまエタルドを持つアイクの右腕が振り上げられた。 だが回避するまでもない。アイクの身体に槍が刺さっている以上、 その槍を手に持っているリチャードは剣の間合いの外なのだ。 このまま左肩に刺さっている槍を抜くことなく薙ぎ払えばいい。 心臓、大動脈、……標的はよりどりみどりだ。 リチャードはそう考え、槍を持つ両手に力を込める。 アイクがエタルドを渾身の力で振り下ろす。 リチャードに当たるはずのない、その一撃を。 ――――二人の間に位置する、ソレに。 「っ!!?しまっ―――」 リチャードがアイクの意図に気付いたときにはもう遅かった。 エタルドによる一撃がヴォルケイトスの柄を打ち砕いたのはその一瞬後だった。 リチャードは未だ無傷ながらも、武器を失った。 勝敗は決したのだ。 「俺の勝ちだ」 どこか満足げに、アイクが言った。 「……真性の馬鹿か、貴様は」 神剣エタルドの耐久性に賭け勝利したアイクであったが代償は小さくなかった。 リチャードは目の前の光景に呆然を通り越え呆れ返るしかない。 アイクは自分の左肩に突き刺さっている槍に渾身の剣戟を叩き込んだのだ。 どうなるかは想像に難くない。 突き刺さった槍はその衝撃でアイクの肉をえぐり、左肩は鮮血に塗れていた。 肉を斬らせて骨を断つ――――そういえば聞こえはいい。 リチャードも大切なものの命運を賭けた戦いの勝利のためなら怪我どころか 自分の命を捨てるような男であるので、馬鹿呼ばわりできる立場でもないが。 「しかし、負けは負けだ…邪神の手先に一度ならず二度までも…殺せ!」 そういうと、ドカっと地面にあぐらを掻き腕を組みアイクを睨みつけた。 「別にアンタを殺すつもりはない。利点もないしな」 睨まれたアイクのほうは、その眼光にひるむことなくリチャードを見つつも エタルドを鞘の中へと納めた。 「利点がないだと?貴様が邪神の使徒というならば 俺は女神ミラドナに借りがあるから、貴様の敵だ。 敵を生かすことにこそ利点がないだろう」 「邪神の使徒というのは誤解だ。確かに俺はユンヌの加護の下戦ったし ユンヌは邪神と伝えられていたがユンヌが邪神というのは迷信だ」 「じゃあ、さっきの魔物はどう説明する!? あんな魔物と親しそうに話していたが、あの魔物も邪神の使徒ではないというのか!?」 「ああ。世界の人全てを石化させようとした神と戦ったときの仲間だ。 聞いたところだと、アンタから鴉王に攻撃を仕掛けたらしいな。 鴉王は面倒事は好きじゃない。 手を出さなければ攻撃してくるようなことはなかったはずだ」 「……クソッ。全て俺の早とちりだったということか…!」 アイクの言葉を聞き、リチャードはあぐらを掻いたまま忌々しげに呟いた。 「そのようだな。アンタはこんなゲームに乗る気はないんだろう? なら、俺もアンタをこんなところで殺すよりも一緒に行動したほうが都合がいい」 リチャードはアイクの瞳を見た。 何を考えているかはよく分からなかったが哀れみなどの感情は一切ない。 この男は、自分を同情で生かそうとしてるのではないことだけは分かった。 「………。貴様が正しい。今回の件については貸しにしておいてやる」 ぞんざいな口調ながらもばつの悪そうな顔でリチャードはそう言った。 そして、リチャードが立ち上がった瞬間―――― 二つの乾いた音が森に響いた。 「アイク、貴様は…無事か?」 「右腕をかすめた…!だが、まだ剣は振れる。 リチャード、アンタは……。っ!?」 左肩の怪我も右腕の怪我も無視してエタルドを構えたアイクが 立ち上がろうとして倒れたリチャードに目を遣ると、 彼の右太股を中心として、衣服がじわじわと赤黒く変色しているところだった。 命に別状はないだろうが立ち上がるのすら困難なのは予想のつく怪我だ。 「この程度はかすり傷だ」 近くに転がっていた折れたヴォルケイトスを杖代わりに立ち上がるも 虚勢なのは目に見えていた。 距離にして50mほどか。 木々の間を生気ない足取りで歩んでくる襲撃者。 くすんだ金髪を後ろで束ね、手に金属製の何かを持っている。 服は血塗れ。あの血がその襲撃者の血なのだとすれば、 確実に失血死しているような量だ。 では、あれは他人の血ということなら――既に誰かを殺しているということだ。 この男が危険な相手だということは理解できた。 彼の手の中の金属製の何かが火を吹き、再び乾いた音がした。 身の危険を察知しアイクは横に跳んだ。 目にも留まらぬ超高速でアイクがいた場所を何かが通過し、 後方の木に着弾。木の皮が弾け飛び、小さな穴ができていた。 (ボウガンのようなものか) タネさえ分かれば、距離が離れている間なら避けるには問題ないだろう。 が、足を怪我しているリチャードは別だ。 距離を詰められる前に先に打って出て無力化するのが得策と判断し アイクは襲撃者向かって駆け出したが。 「アイク、落ち着け。罠だ」 リチャードのその言葉で足を止めた。 「お前も感じるだろう、この殺気。出てきたらどうだ?」 襲撃者の足も止まり、森を静寂が包んだ。 「よく、気付きましたねぇ。あまり私自身では 表立って戦闘をしたくなかったのですが致し方ないようです。 あなた方もよい素体になりそうですしねぇ」 木々の隙間から出てきたのは初老の男だった。 薄気味悪い。そんな禍々しい雰囲気。 佇まいから只者でないことは分かるが実力は未知数だ。 「…退くべきだな」 「俺も同感だ」 実力未知の相手二人に対し、こちらは手負いの二人。 ここで戦うのは無謀すぎる。 足を怪我したリチャードをどう庇いながら撤退するかをアイクが考えていると、 「アイク、貴様は一人で逃げろ。俺がしんがりを務めてやる」 リチャードがとんでもないことを言い出した。 「俺はこのザマだ、走ることすらかなわん」 「それぐらい分かっている。だがここは森の中だ。 走ることができなくとも撒くことぐらいは―――」 「できそうな相手に見えるか?」 襲い掛かってきたときとは打って変わって、クールなリチャード。 その様子を見て、アイクは理解した。 現状に諦めたわけでもなく悲観したわけでもなく、 単純に受け入れた結果、足を怪我した彼は逃げることができないと結論したのだと。 「アンタが残るなら俺も残ろう。勝てない相手ではないだろう」 勝てない相手なら、情に流されることなく一人での撤退を受け入れただろうが 戦って勝てば二人とも生き延びることができる。 なら、それに賭けるのは悪くはないだろう――― 「それもいいかもしれんな。………腕の感覚がまともにあるなら、だが」 「……」 リチャードの攻撃とその後の無茶で出血が未だ止まらない左肩。 いくら痛みには慣れてるとはいえ、左腕の感覚がまともかといわれれば…否だ。 先程攻撃を受けた右腕も、左よりは軽傷だが同じく。 どちらも処置すればまだ十分動くだろうが、処置する時間は与えられないだろう。 では、十分に動かないであろう腕をもってこの戦いに挑めば? ―――待つのは全滅だろう。 「癇に障るが、貴様は俺に勝った。勝者は得をすべきだ」 「…分かった。ここは頼む」 ようやく、アイクが折れた。 それに対し、不敵な笑み。勝ち誇った表情。 そういう形容が相応しいであろう表情のリチャードが言った言葉は。 「また会おう」 それを聞き終えると同時に、アイクは剣を握ったまま駆け出した。 「逃がしませんよ」 初老の男がそう言い、付き従う生気のない男に目配せした。 男――ムスタディオが撃鉄を上げ引き金を引きリムファイアーが火を吹く。 はずれた。 リムファイアーは小型の銃であるので有効射程はそれほど広くない。 「グラナダの小僧の手弓のほうがよほどマシだな」 アイクのほうに注意がいっていたので、ニバスは気付かなかったが リチャードはまともに動かない片足を引きずり、 ムスタディオとの間合いを詰めていた。 その距離、約30m。 「右足の礼だ。遠距離攻撃というものの見本を見せてやろう!」 ほとんど動かないはずの右足で地を蹴る。 太股から苦痛と血が吹き出すがリチャードは意に介さない。 左足を力強く踏み込み折れたヴォルケイトスを超速で投擲した。 水平40度の角度で飛び出したそれは木々の隙間をくぐりぬけ――― 正確無比にムスタディオの心臓を打ち抜いた。 貫かれた衝撃そのままに、ドミノが倒れるようにゆっくりと、後方にのけぞり。 仰向けになってムスタディオは倒れた。 「おやおや…失敗作とはいえ作るのには それなりの手間がかかったんですけどねぇ…。 仕方がありません、あなたを使わせて頂くとしましょう」 リチャードの右足は既に真紅に染まり、それは地面へと広がっていっている。 太股から未だ血は吹き出ているのだ。消耗しているのは目に見えていた。 もはや彼の手には武器もない。 魔法を使うだけ魔力の損と考えたのだろう。 ニバスはビーストキラーを構え悠然とリチャードへと歩いてきた。 リチャードも逃げるつもりは毛頭ないようだった。 あれだけの出血をしているのだ。立っているだけで精一杯だったのかもしれない。 「あなたの死体は我が研究の礎となるのです。 "有効活用"して差し上げますので安心してください」 既に、二人の間は手を伸ばせば届くほどに近づいていた。 「では、お別れです。死んでください」 一歩踏み出し、ニバスはリチャードの胸へとビーストキラーを突き立てようとして―― キィンッ!! 赤い、閃光のような障壁に弾かれた。 「ッ!!?」 「知らないのならいい機会だ、教えておいてやろう」 予想外の出来事に、ニバスの動きが一瞬だが硬直した。 そしてそれを見逃すリチャードではない。 ニバスが突き出したままの手に素早く手刀を落とす。 「――がはっ…!」 ニバスの手が握っていたビーストキラーが地へと落ちる頃には 背負い投げによって彼の老体は木の幹に叩きつけられていた。 肺の空気が無意識に押し出され、苦痛の呻きが森にこだまする。 「王たる騎士、キングスナイトは貴様のような下衆が触れられぬよう 障壁を張る術『大盾』を習得しているのだ」 地面に落ちたビーストキラーを拾いつつ、悠然とリチャードが言った。 立っているだけで精一杯?とんでもなかった。 獅子の目は、死んでいない。 片足を射抜かれた程度では、獅子は猫にはならない。 ニバスは、手負いの獅子を完全に甘く見ていたのだ。 だが、相手が失血により消耗しているのは間違いない。 ニバスもこのままやられるほど諦めはよくない。 「大いなるゾショネルの加護により炎の精霊に命ず…ごッ!!?」 ファイアストームの詠唱は強制的に中断させられた。 リチャードが思い切りニバスの腹を蹴り上げたのだ。 「まだ悪あがきをするか。炎の精霊…森に火を放ちドサクサで逃げるつもりだったのか? それとも俺に放つつもりだったのか?どちらにせよ……」 ベキッ!! 獅子王がもう一度、屍術師の横っ腹を強烈に蹴り上げた。 骨の折れる音が響いた。 「俺の死体を"有効活用"だと?俺の死体は豪奢な墓に入れる以外の活用は認めん。 ふざけたことをほざいた落とし前はつけさせてもらう」 手の中でビーストキラーを鮮やかに回しつつ、獅子は死刑宣告をする。 「私は…まだやらねばならぬことがあるというのに……」 「知るか。くたばれ」 獅子の判決が下り、ビーストキラーが横たわる老人へと振り下ろされた。 「な…んだと…!?」 わき腹が、背中が熱い。 そこに攻撃を受けたとリチャードが理解するのにそれほど時間は必要なかった。 乾いた銃声が三発、聞こえたのだから。 苦労して斜め後方を見遣ると、心臓を貫かれたはずの男が胸にヴォルケイトスを刺し 横たわったまま、こちらに金属製の武器を構えていた。 その先端から立ち上る煙が何か恐ろしいもののように見えた。 三点射。一発ははずれたようだがダメージとしては十分だった。 「……化け物め」 そう吐き捨てるのが限界だった。 元々右足の感覚は消えかかっていた。そこに更なるダメージ。 痛みと失血に耐えかね、ついに獅子王は地面に倒れこんだ。 「やれやれ、今回は本当にダメかと思いましたねぇ」 立ち上がりながら、衣服についた埃を払う老人。 完全に形勢は逆転してしまった。 「あの失敗作には感謝すべきですかねぇ。それに、銃という武器についても 認識を改めたほうがよいかもしれません」 「……あの男は…なんなんだ…」 「私が作り出したデスナイト――俗に言うゾンビです。まぁ出来損ないですがね。 あなたも今からああなるのですよ」 「……死んで…も…ごめんだ」 リチャードの声が弱々しくなっていく。背中に受けた銃弾がどこか重要な器官に 被害を与えたようだった。 「死んでからこうなるのですよ。さて、もう反撃できるとは思えませんが 今度は魔法を使わせていただくとしましょうか」 視界が暗くなってきた。 痛みももう感じなくなってきた。 一度死を経験したからこそ分かる。自分は死ぬのだと。 目の前の男の行動によってそれが10秒後になろうともはや関係なかった。 「心冷たき王妃の吐息よ…」 残念だが、獅子王リチャードもこれまでだな… 許せ、レダの民よ。まだ復興も中途だというのに間抜けにも王は力尽きる。 目の前に浮かんできたのは俺が惚れた女、ティーエの顔。 届くかどうかは分からないが、もう一度言おう。 ―――戦え、最後まで。 「氷の刃となりて大地を切り刻め…」 アイクは無事離脱しただろうか。 できればこのじじいを打ち滅ぼして欲しいところだが。 とにもかくにもこれであいつへの借りは返せただろう。 ―――貸し借りなしだ。 「アイスブラスト!」 最後に浮かんできたのは…グラナダの小僧。 そういえばこいつへの借りもまだ返していなかったが…まぁ構わんか。 そんなことより死ぬ直前に見るのが貴様の生意気な顔だとは死んでも死に切れん。 失せろ。二度と顔も見たくない。だから…… 「せいぜい生き延びろ、ホームズ」 魂も凍て凝る冷気が辺りを包み込み、一人の獅子が散った。 「新たな素体が手に入ったのはいいのですが随分と痛めつけられてしまいました。 治療と研究、並行してやったほうがよさそうですねぇ」 近くに落ちていた支給品の入った袋と自らの短剣を回収しつつ屍術師ニバスはぼやいた。 そして目の前で氷漬けにした男を触り、術を施そうとした瞬間に 違和感がニバスの身体を走った。 「……最初に魔法を使った時点で感じてはいましたが…なるほど、力の制限ですか。 この首輪に呪いでもこめられているのか……それとも別の要因か。 しかし、私の研究にまで制限がかかるとなると この空間は思った以上に不便ですねぇ」 そして、目の前の男と離れた場所で倒れている従者を交互に見る。 「どちらにせよ、これで材料不足も少しは解消されるでしょう。 さて、どちらをベースにしましょうかねぇ?」 【G-6/森/一日目/午後】 【ニバス@タクティクスオウガ】 [状態]:肋骨骨折・背中を強打 [装備]:ビーストキラー@暁の女神 [道具]:支給品一式×3、拡声機、不明アイテム、光の結界@暁の女神 [思考]1:保身を優先、隙あらば殺人 2:実験材料(死体)の確保 3:手に入れた材料を用いて実験再開 4:傷の治療 【ムスタディオ@FFT】 [状態]:アンデッド [装備]:リムファイアー@タクティクスオウガ(7発消費・残弾不明) [道具]:空のザック [思考]:ニバスを守り、他の参加者を殺す 【備考】 折れたヴォルケイトスの柄・折れたヴォルケイトスの先端が転がっています。 【リチャード@ティアリングサーガ 死亡】 【残り40人】 「…あ」 アイクが素っ頓狂な声をあげた。 近くの森に逃げ込み、マントやバンダナを用いて止血を施したところで ふと、あることを思い出したのだった。 「鴉王に言われたあの石化した少女、置いてきてしまったな…」 右腕の怪我はやはり軽傷だった。すでに血も止まっている。 だが、左肩の怪我はあまり思わしくなかった。かろうじて血は止まったが 傷の付き方が悪く放っておくと化膿するかもしれない。 利き手である右が無事な以上、戦うことに関しては当面問題はないが シスターに治療を受けるなりちゃんと消毒するなりする必要がありそうだ。 「放っておくのも気が引けるが……正式に依頼を引き受けたわけではない。 暗くなる前に肩の治療をしてしまったほうが都合がいいな」 リチャードは無事だろうか? ………十中八九、無事では済んでないだろう。 応急処置は施したし今からでも向かうべきかもしれないが…… 彼の意志を無碍にする結果にだけはしたくなかった。 「まずは、傷の手当ができる人物ないし薬を探そう。あと肉だ」 【F-7/森/一日目/午後】 【アイク@暁の女神】 [状態]:全身にかすり傷・左肩にえぐれた刺し傷・右腕に切り傷(全て応急処置済み) 貧血(軽度)・疲労(小) [装備]:エタルド@暁の女神 [道具]:支給品一式(アイテム不明) [思考] 1:こちらからは仕掛けないが、向かってくる相手には容赦しない 2:左肩の傷をちゃんと手当したい、あと肉 3:リチャードの安否が気になる 4:ラグネルを探す 5:4が出来次第、漆黒の騎士を探す 6:仲間達との合流 7:ゲームの破壊 8:あの石化した少女……まぁいいか 幸か不幸かはさておき、ニバスは石化した少女に気付いていないのか それとも全く興味がないのか目に入っていないのか。 ニバスならば石化の解除もできるだろうが…解除されたとしても その後、紳士的に扱ってもらえるような展開にはならないだろう。 そう考えれば、ソノラにとってはやはり幸運だったのだろうか。 ソノラが石化してからもうすぐ10時間が経過しようとしているが 未だに彼女の思考は停止したまま――。 【G-6/森/一日目/午後】 【ソノラ@サモンナイト3】 [状態]:石化中 [装備]:石化銃@FFT(弾数6/6) [道具]:弾丸(24/24、他の銃に利用可能かどうかは不明) [思考]:…… [備考]:石化しているため、一切の思考・行動を行えません。 062 鷹と竜と聖騎士と 投下順 064 毒はただただ回っていく 055 俺様全開! 時系列順 066 誤解パラダイス 053 鴉の宿業 アイク 085 翻弄の道 053 鴉の宿業 リチャード 053 鴉の宿業 ソノラ 078 屍術師の企て 036 邪悪 ニバス 078 屍術師の企て
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リチャード三世 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 「パルコ・プロデュース公演 いのうえmeetsシェイクスピア リチャード三世」 赤坂ACTシアター 2009年1月19日(月)~2009年2月1日(日) 出演:古田新太、安田成美、榎木孝明、大森博史 三田和代、銀粉蝶、久世星佳、山本 亨 直前に慌ててシェイクスピアの原作を半分くらい読んだ。相変わらず長いセリフだけど、それが面白さを出している。現代演劇でこの演出をおこなうのだから、結構アレンジするのだろうと思いきや、ほとんど脚本はいじられていない。役者のセリフばかりが気になってしまう。早口に吐き出す呪文のように過剰さを感じた。 俳優にサイケ風の服を着せ、独白部分は小型マイクでつぶやかせ、舞台各所のテレビ画面にせりふが字幕で流される。色々と面白い演出だ。リチャード三世は身内をだまし、殺した相手の妻をも口説こうとする狡猾な悪役。1000人超えの大型劇場で、さらに後方の席だったので、古田新太のお芝居もほとんど表情が見えなかった。安田成美などはどこへ出ていたの?という感じ。 爆音のBGMとエレベーターの演出がとても良かった。 赤坂サカスへはじめて行った。意外とこじんまりしていた。開場前はホワイエにも入れず、芝居客が飲食店ゾーンに溢れ返り全てのソファが埋まっていた。どこも高そうなお店ばかりで夕飯を食べる気になれず、近くの韓国料理でソルロンタンを食べた。2009-02-03/k.m カテゴリー-芝居
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画像は最新のリチャードMk.10ステージ2 SV2210 リチャードMk.10ステージ2(英語 SuperVehicle2210 Richard Mk.10 Stage2)とはノルドランド王国の主力戦車である。 一般的にリチャード主力戦車として知られる。本項ではそれ以前のノルドランド王国の主力戦車についても解説する。 性能諸元 2 概要 3 性能 3.1 火器 3.2 装甲 3.3 その他の装備 4 派生型 1 性能諸元 リチャード主力戦車 型 全長 全幅 全高 重量 主砲 副兵装,機能 装甲 リチャードMk.1 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M70/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.2 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約950ブロック M70/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.3 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M77/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.4 29ブロック 9ブロック 13ブロック 約950ブロック M77/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.5 26ブロック 9ブロック 13ブロック 約850ブロック M91/28戦車砲 FC機関銃,M21/7自動擲弾銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.7 26ブロック 9ブロック 13ブロック 約850ブロック M91/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.7/1 26ブロック 9ブロック 13ブロック 約850ブロック M91/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.10S1 30ブロック 9ブロック 11ブロック 約870ブロック G.T126/28 125mm戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.10S2 30ブロック 9ブロック 11ブロック 約870ブロック G.T126/28 125mm戦車砲 FC機関銃 第2世代全面水流装甲、複合装甲 リチャードMk.10S2E1 30ブロック 9(11)ブロック 11ブロック 約1000ブロック G.T126/28 125mm戦車砲 FC機関銃 第2世代全面水流装甲、複合装甲、簡易増加装甲 SV600主力戦車 型 全長 全幅 全高 重量 主砲 副兵装,機能 装甲 SV610 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M28/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 SV610a 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M42/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 SV610b 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M42/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 SV610c 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M42/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 SV610d 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M42/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 SV610e 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M56/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 SV610f 29ブロック 9ブロック 11ブロック 約900ブロック M70/28戦車砲 FC機関銃 全面水流装甲、複合装甲 2 概要 リチャード主力戦車の最新型であるMk.10はそれまで主力であったMk.7が時代の流れとともに陳腐化してしまったことにより開発された所謂第4世代主力戦車である。 開発にあたって他のGATO勢力のみならず世界的に見てノルドランドは主力戦車の開発が遅れていたため他国の同世代主力戦車を輸入し研究開発を行っている。 特に開発にあたって大いに参考にされたのが同じGATO内のヴェルスラント王国のナズグル主力戦車やブリテン連合王国のM51チーフテン主力戦車が挙げられる。また、砲機構は影響を色濃く受けている。 Mk.10自体にはステージ1、ステージ2と明確に種別が別れておりステージ1では装甲部分が実質Mk.7と変わりない物だったがステージ2では新型の複合装甲を備えている。 また、ノルドランド王国ではそれ以前にSV600主力戦車が採用されておりこれは第2世代~第3世代に位置する。 SV600は第2次大戦後初の国産主力戦車で長らくノルドランド王国の主力であった。現在は型番のみ引き継いでリチャード主力戦車として開発及び配備がなされている。 リチャードシリーズに移行してからは同世代戦車と並んで開発されていたが予算や優先度の低下により後継の開発が滞り、Mk.5の時点で既に時代遅れとなってしまった。 Mk.7、7/1(Mk.6はMk.7の試作型で制式採用はされなかった為型番が飛んでいる。)と延命措置が施されるもやはり他の同世代主力戦車と比べ大幅に劣る物であった。 1880年代に入り、冗長であった海軍の軍縮と整備により相対的に時間と予算面に余裕の出た陸軍に国防省から新型主力戦車の開発許可が降りたため満を持してMk.10が開発された。 開発の経緯は86年にNT80プロジェクトとして研究チームが特別に作られ、前述した他国戦車の輸入も積極的に行い数多くの試験を経て88年に試作型であるMk.8が完成したが事故により喪失。 同年中に若干の再設計を施した試作2号のMk.9が完成する。翌89年には完全な正式採用化を目処に更に改良された(装甲面は旧式だが)Mk.10ステージ1が先行量産型として一応の正式採用へ漕ぎ着けた。 更に翌90年に装甲改良型としてステージ2が完成。現在のノルドランド王国陸軍主力戦車となる。 3 性能 3.1 火器 G.T126/28 125mm戦車砲 新型の戦車用滑走砲で機構自体はヴェルスラント王国のナズグル主力戦車等に使われている滑走砲の技術を用いてる。戦車砲としてノルドランド王国の中でも火力の高い主砲であり 前身のMk.7/1のM91/28戦車砲より大幅に火力が向上している。機構自体も最新の滑走砲技術を使用しているため全体的に高性能に纏まっている。 初期は120mmを規格として開発が進んでいたが設計の変更により他国より若干火力の高い125mmへ変更された。(1891年の時点) これは更なる主力戦車の大口径化(既にルテニアが140mm砲を持つ主力戦車を完成させている)を見越しての事だったが、誤差程度となっている。 3.2 装甲 Mk.10ステージ2では最新型の複合装甲を装備している。ステージ1も含め今までの主力戦車の装甲は全時代的な物であり他国と比べ非常に脆弱な物であった。 主砲が装甲に先んじて完成していたが装甲面は難航していたため主砲だけ最新型の物を搭載したステージ1が先行配備された。 現在は装甲改良型のステージ2が配備されている。 3.3 その他の装備 副兵装には以前より使われてきたFC機関銃を装備。 その他、同軸機銃やRWSを装備。全体的にモルチゲン連邦での対ゲリラ戦闘、市街地戦を教訓に対歩兵戦を意識している。 4 派生型 XV2000 試作型の105mm戦車砲を搭載したタイプ。試作車両。 SV2200 リチャードMk.10S1 初期生産型。装甲面が旧式であるがステージ2で改善されている。 SV2210 リチャードMk.10S2 現行生産型。装甲面、主砲共に第4世代として求められるものを装備している。 SV2210 リチャードMk.10S2E1(エンチャント) モルチゲン連邦での運用を重視した強化パッケージ版。増加装甲を付与し、11幅と大型化しているのが特徴。 現地改造の物も存在するので個体差があるが大抵の物は増加装甲と機銃が追加されている。(中には迫撃砲を積んだ物も)スーパーリチャード、マイティリチャード等名称は様々。
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_,、,,........_ ,ゝ -=-`.、 i LL、ハノリ」 .. . |, 〈リ ゚ ヮ゚ノ.| ゚ー゚ ← リチャード の元ネタ(左側)。 |.|( ,_,i`:´)〉 . ...... ! ,し /"「.ゝ,.... ´ ` !,フi,フ"´ 名前 ◆リチャード◆ 属性 風 Lv 70と80の狭間で タイプ 近接・騎士 種族 合成人間 最近ちょこちょことお話に混ざるようになりましたー。 もし見かけたら適度にお話してあげてくださいねぇ。 麻雀は時間さえあれば混ざるので大歓迎れす^p^